Howlt Coffee(ホルトコーヒー)はNIKE、WWF、Smirnoffなどのアートワークを手掛けるLOWORKS Incの代表、東 治輝が立ち上げたアートブランドHowlt(ホルト)のアート活動の一つとして、2017年にスタートしました。 本格的なブランディングを先行して行い、グッズ等をオンラインストアで販売、その収益で実店舗を目指すという架空のコーヒーショップ。通常のデザインフロウとは異なる出発点で、ブランドを成功させるための新しい道筋を探す実験的なプロジェクトでした。原宿のUltraSuperNewGalleryでの個展や京都でのポップアップコーヒーショップなどを経て、2019年5月に福岡大名小学校跡地に実店舗がオープン。ペイントしたメインのグラフィックやシルクスクリーンで制作したタイポグラフィーなどグラフィカルな店舗となっています。厳選した豆を使用したこだわりのコーヒーや季節限定のドリンクに加え、Howlt(ホル ト)の商品や世界中からセレクトしたアーティストのグッズなどもホルトコーヒー福岡にて販売。コーヒーの提供だけでは止まらない、アートとデザインとコーヒーカルチャーを融合させたユニークなコーヒーショップを展開しています。
アートプロジェクトHowlt(ホルト)を主幸する東治輝のブランディング先行型の実験的なプロジェクトとして生まれたホルトコーヒー。2017年に将来的な実店舗化を目的としたコーヒーのない架空のコーヒーショップとしてスタート。コーヒーも店舗もない状態から先にコーヒーのCをベースとしたロゴ、タイプフェイス、オフィシャルサイトを制作。本格的なブランディングを行い、さらにはTシャツやエスプレッソパーツとのコラボレーションラテカップなどの商品を開発しサイトで販売した。このプロジェクトが様々なメディアで紹介され、2018年には神宮前のUltraSuperNewGalleryにてHowltCoffeeを題材にした個展へとつながり、ペイント作品やアートZINなどのほかに期間中はコーヒースタンドを設置し初めてホルトコーヒーとしてコーヒーを提供。翌2019年3月に京都の宿泊できる本屋マガザンキョウトにてHowltのポップアップショップを開催。同様期間中には2度目のホルトコーヒーをポップアップコーヒーショップとして開催。2年間の活動の末、2019年に福岡のスタートアップシーンを牽引する株式会社サイノウの村上純志と共に、福岡大名小学校跡地に実店舗をオープン。実験的なプロジェクトは今も福岡で進行中。
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まずはブランディングの基盤となるコーヒーのCをベースとしたロゴ、タイプフェイスを様々な媒体に落とし込むことを想定して制作し、オフィシャルサイトを制作。これらをベースに、Tシャツやエスプレッソパーツとのコラボレーションラテカップなどの様々な商品を開発し、オンラインで販売した。まるで実店舗があるかのように演出されたこのユニークなプロジェクトは様々なメディアで紹介された。
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2018年には東京の原宿にあるUltraSuperNewGalleryにてHowltCoffeeを題材にした個展を開催。東京に浸透しつつあるコーヒーハウス文化を反映しながら、ブティックコーヒー店で人気のあるタイポグラフィと図像を使ったペイント作品やアートZIN、アニメーション作品などを展示。会場内にはポップアップコーヒースタンドを設置し初めてホルトコーヒーとしてコーヒーを提供した。
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2019年3月に京都の宿泊できる本屋マガザンキョウトにてHowltのポップアップショップを開催。同様期間中には2度目のホルトコーヒーをポップアップコーヒーショップとして開催した。
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架空のコーヒーショップとしての約2年間の活動が評価され、2019年5月に福岡大名小学校跡地に待望の実店舗 Howlt Coffee Fukuoka がオープン。ブランドを成功させるための新しい道筋を探す実験的なプロジェクトは実店舗として今もなお継続している。
ホルトコーヒーがあるのは、福岡の中心街の天神にあるデパートやレストランが立ち並ぶ中で大きな存在感を放つ旧大名小学校の1F。当時の小学校そのままの外観に、Howlt CoffeeのサインとRelax Some Moreというペイントが目印。当時の雰囲気が残る廊下に面した一際目立つグラフィックが出迎えてくれる。ホルトコーヒー自体はテイクアウト専門の小さなコーヒースタンドだが、旧大名小学校の1Fの各教室には飲食可能で無料WIFI設備を備えたコワーキングスペースやバー(昼はイートインスペースとして利用可)が入っており、ホルトコーヒーで購入したドリンクは1Fの共用スペースどこでも持ち込み可能となっている。コーヒーなどのドリンクは校舎の外の窓、もしくは廊下のカウンターからオーダができ、校舎に連結されたテラスでリラックスすることもできる。
- シルクスクリーンを使ったHowlt Coffeeのサイン制作の様子
- シルクスクリーンを使ったHowlt Coffeeのインテリアデザイン
アートとコーヒーをテーマに活動してきたこれまでの証として、新たに絵具をモチーフにしたシンボルを制作。それに合わせてタイプフェイスなどもアップデートした。
1杯のコーヒーに1つの色。実は、この2つの制作過程はとても似ています。どのような色・豆を、どのような比率でブレンドするか、天候や気温・湿度、どのようなメディウムを使って描くか・注ぐかなど、さまざまな要素が絡み合い、その時の色・コーヒーを作ります。Howlt Coffeeでは、メニューごとに1つの色を定義し、ラベルにはその色のカラーコードと、作るためのアクリルカラーの混合色の割合を表示しています。
ホルトコーヒー福岡店のシンボルは、絵の具とコーヒーをモチーフとしおり、カフェの内装にはアクリル絵の具やシルクスクリーンを使用し、様々なタイポグラフィーやペイントを装飾している。壁に板を配置し、ドリンクを乗せて写真を撮ることができるフォトスポットも用意するなど、コーヒー以外も楽しめる作りとなっている。